加齢や生活習慣などの影響により筋肉が急激に減少する状態( サルコペニア)が生じます。 これに運動器(骨、関節、椎間板、軟骨、神経など)の障害が加わる
ことで、転びやすくなったり、階段の昇り降りがしんどくなったり、といった移動機能の低下( ロコモティブシンドローム)が起こります。 また、加齢に伴い物事の判断力、認知機能や
心身の活力が低下した状態が訪れます( フレイル)。
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これらを放置するといずれ介護が必要とされ状態になります。当研究所での予防対策は以下の通りです。
@体力測定(ロコモ度テスト)をして筋力状態を把握します。
Aフレイルのチェック行います。 B症状を改善するような運動プログラムを組みます。
C食生活をチェックしたり、外出や他者との交流を促します。
医学で廃用性萎縮という言葉がありますが、認知機能や運動機能など人間のすべての能力は使わないと衰えていく傾向が認められます。
意識的に使っていくことが重要だと考えられます。
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